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MOTHER fourth ~地球の子守唄~

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2012-10-17地球の子守唄 1

「ねえ!おばあちゃん!また『3人の英雄』の絵本を読んで!」

無邪気な少年・カナタが祖母に頼んだ。

「もちろんじゃ。カナタのために読んであげるよ」


『むかしむかし。ちきゅうをすくったえいゆうがいました。

 そのえいゆうは せかいじゅうに ばらばらになった 

 こもりうたの メロディーを なかまとともに あつめて 

 あくのきょしんを げきたいしました。

 きょしんは とおく どこかに いきました。

 そのえいゆうは あらたな メロディーをあつめ

 つぎのえいゆうになる こどもを うみました。

 つぎのえいゆうは えいゆうがあつめたメロディーを あつめ

 きょしんに なかまとともに たたかいを いどみました。

 そこには きょしんの てしただった 

 しょうねんもいました。

 しょうねんは つぎのえいゆうの ともだちでした。

 つぎのえいゆうは ゆうきを ふりしぼって 

 たたかいをつづけました。

 そして とうとう きょしんを たおしました。

 しかし きょしんの てしたの しょうねんは

 じくうのはてに いってしまいました。

 じかんと くうかんを いききし 

 しょうねんは ふじみになりましたが

 こころだけが しょうねんのままで

 にくたいは ろうじんのように おとろえてしまいました。

 どこかにある

 タツマイリ という むらに あらたなえいゆうがいました。

 しかし あらたなえいゆうは しょうねんのもくろみによって

 かぞくを バラバラに くずされて しまったのです。

 さんねんという さいげつは 

 かれのむらを ざんこくに かえてしまいました。

 シアワセや しげき をもとめるだけになったむら。

 そして なかまをふやし

 えいゆうは むらがあるしまにあるという

 「ハリ」をもとめてたびだちました。

 ついに えいゆうは さいごのハリを ぬきました。

 ハリにふういんされた ドラゴンは へいわを 

 やくそくしました。

 そして いま このげんざいまで へいわはつづきました。

 わたしたちの こころ に かれらはいます。

 3にんのえいゆう に えいえんの かんしゃ を 』

「…というはなしじゃ。カナタはこの話が大好きじゃのう。

 12歳になった今でもこれをよんでおるからの」

「うん。英雄はボクとおんなじチカラをもっているんでしょ?

 だから、英雄の血が流れているってことかもしれないもん!」

「そうじゃな。カナタ」

おばあちゃんは微笑んだ。

しかし、この微笑みがいつか見れなくなると思うと、

カナタは寂しかったが、

英雄のように強いなら、おばあちゃんを守れると思っていた。

―ただ、彼は本当に、

英雄になることを知らなかった。

  MOTHER fourth ~地球の子守唄~

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